top of page
肥満症とは

現代医学で肥満とは体重が重いだけでなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。つまり、肥満=脂肪の過度な蓄積と考えます。

肥満のタイプは「内臓脂肪型肥満」(リンゴ型肥満)と「皮下脂肪型肥満」(洋ナシ型肥満)に分けられます。このうち内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)は体重に変化がなく、気がつかないうちに生活習慣病が進行していることがあります。ウエスト周囲径が男性は85cm・女性は90cm以上で、血圧・血中脂質・血糖のうち、2つ以上が基準値を超えていると、日本では「メタボリックシンドローム」と診断されます。

ですが、現代人が頭に描く理想のスタイルはほとんどの場合、アーユルヴェーダ的にみたら栄養失調です。少しくらいふっくらしていても全然かまいません。体重そのものよりも、本人がその身体で心地よく、活動しやすいかどうかが大切です。

ではアーユルヴェーダの古典書にある肥満病の特徴を紹介しましょう。

「肥満病になると、胸、お腹、お尻がせり出してきて、ついには垂れ下がる。だんだんと体を左右に揺らしながら歩くようになり、スタスタ、サッサッとは歩けなくなる。階段をのぼるといつも息切れをして苦しくなる。膝に全体重がかかるので、膝も痛くなってくる。」

子供の体が大人の体に成長していくときには脂肪の組織だけではなく、骨も、血液も、筋肉も、骨髄も、何もかもが全体的に成長します。しかし、脂肪組織以外は成長しないのに、脂肪組織だけがすくすく育ち、過剰に蓄積されてしまう、これが肥満病です。

そしてこのような肥満病の治療は可能ですが、一筋縄ではいかなくなります。

でも、その治療法として、アーユルヴェーダには数々の施術法があります。

自分でできること

●生活では…

  規則正しい生活をする(特に早起きをする)
  一日に50分以上の有酸素運動を週3回以上行う
  白湯を飲む習慣をつける
  昼寝をしない 
  食後すぐに寝ない
  汗をかく(入浴・早歩き・サウナ・夏クーラーを使わない)

●食事では…

【食事の仕方】

  おなかが空いてから食べる

  できるだけ毎日同じ時間に食事をする

  夕食の時間を早目にする

  温かい出来立ての食事を食べる

  カロリーの高い食事を避ける

  過食をしない  

  間食をしない

  はちみつ水を飲む(特に食後に飲む)

【食べたほうが良いもの】

  大麦・全粒粉・雑穀・緑豆・玄米・古米

  葉物野菜・人参・大根・ゴーヤ・かぶ・もやし・冬瓜・キノコ類・

  青シソ・ショウガ・にんにく・海藻類・赤身の肉・貝類・刺身・卵・

  こんにゃく・豆腐・納豆・はちみつ(非加熱のもの)

  スパイス:黒コショウ・長コショウ・クミン・マスタードシード・

  ターメリック・クローブ・カルダモン・シナモン・アジョワン・ディル・

  ヒング、フェヌグリーク

【避けたほうが良いもの】

  甘いお菓子全般・揚げ物全般・芋類・おせんべいやスナック菓子・

  脂身の多い肉・チーズ・ヨーグルト・はちみつ以外の甘味類・小麦粉製品

  (ラーメン・うどん・パスタ・パン・お好み焼き・菓子パンなど)・

  冷たい飲食物・カロリーの高い食事

  

※以上のようなことが一般的に肥満症の改善に勧められるセルフケアですが、

体質(プラクリティ)や原因によって異なってくる部分もありますので、
個々人に合わせた生活処方が大切になってきます。

トリートメント

自由診療・税込価格

・ガルシャナ(粉を使った全身のドライマッサージ)とスチーム発汗 ¥22,440.-

  体のつまりをとり、脂肪を燃焼させ、痩せる効果があります。

 

・アビヤンガ(全身のオイルマッサージ)発汗法付 ¥19,800.- 

  定期的に受けることで全身の代謝をあげます。

 

・シローダーラー(頭部にオイルを垂らす鎮静法) ¥15,840.- 

  食事制限などのストレスを和らげます。

 

※その他、パンチャカルマ療法(連日行う浄化療法)にてレーカナバスティ(浣腸法)

お勧めします。ご希望の方は、事前にパンチャカルマ相談(1時間)をお受けください。
レーカナバスティ:脂肪代謝を活性化させて、脂肪の燃焼を促すことを目的とした経腸療法(アーユルヴェーダ医が適応と判断した場合のみ)

bottom of page