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糖尿病とは

糖尿病とは、食事から取り込んだ血中の糖を分解するインスリンの不足、または糖を分解する機能の阻害により、血中の糖が増え過ぎて高血糖になる病気です。血中で高血糖の状態が続くと、体に必要な栄養や酸素が充分に行き渡らなくなり、徐々に手足に痛みやしびれ、頻尿や多汗、のどの渇き、皮膚の乾燥や痒みといったさまざまな症状が現れてきます。そして、病気が進行していくと腎症、失明、神経障害、心筋梗塞や脳梗塞という重い合併症状へとつながる深刻な病気です。

この糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は主に自己免疫の問題により発症します。2型糖尿病は一般に生活習慣病として知られている糖尿病のことをさします。現在、日本人の4人に1人が2型糖尿病にかかっている、またはその予備軍になっているといわれています。

このような糖尿病の治療の基本は、食事療法と運動療法です。いったん糖尿病になると、現代医学でもなかなか完治が難しいため、一生つき合っていくことになりかねません。

アーユルヴェーダでは古典チャラカ・サンヒターの中に、20種の排尿病(プラメーハ)の記載があります。その中でも最も重い病気とされる「蜜尿」という病気が、現代の糖尿病のことではないかと考えられています。この病気は名前の通り、尿や体が甘くなると書いてあります。昔は実際に、患者の尿を置いて、尿にアリが集まるかどうかで、この蜜尿の診断が行われていたそうです。糖尿病にかかるとやがて膿腫・体の弱り・心臓病・皮膚のかゆみ・末梢の痛みなどを併発すると書かれています。

現代のインドでは裕福な人に糖尿病が多いといわれるくらい、この病気の原因は栄養過剰と運動不足です。できるだけ早いうちから治療すること、つまり、食事と生活習慣の改善がなによりも重要です。

自分でできること

●生活では…

  規則正しい生活をする(とくに早起き)
  毎日適度な運動をする (1日1万歩)

  食後にかならず散歩をする 
  1日中お白湯をこまめに飲む

●生活の上で避けること

  過眠

  昼寝

  食べすぎ

  間食

●食事では…

  一日の食事のうち、昼食をメインにして夕食は軽くする

  温かい食事を食べる

  出来立ての食事を食べる

  食後に水を飲まない。

  食事中にほかの事(携帯を見たり、おしゃべりをしたり、大笑いをしたり)を

  しないで、食べ物に集中してよく噛んで食べる。

  早食い、おそ食いをしない。

 

【食べたほうが良いもの】
  

  大麦・雑穀・古米・十割そば(温)・緑豆・豆類、トウモロコシ粉

  ニンニク・生姜・ゴーヤ・ヘチマ・冬瓜・ごぼう・大根・人参・春菊・

  ほうれん草・セロリ・ふき・キノコ類・香草(コリアンダー葉)・アロエ・

  海藻・こんにゃく・納豆・豆腐・緑茶

  雑炊・野菜スープ・豆のスープ・鍋料理
  【スパイス】ターメリック・長コショウ・黒コショウ・・フェネグリーク・

  フェンネル・クミン・シナモン・シナモンリーフ・アジョワン、カルダモン

  ★例:フェヌグリークシードを粉末にして大さじ1を水150mlに入れて一晩

     放置し、翌朝濾してその水を朝いちばんに飲む。
 

【避けたほうが良いもの】
  新米・お餅・ヨーグルト・チーズ・じゃがいも・さつまいも・

  小麦粉製品(パン・ピザ・パスタ・うどん・お好み焼きなど)・揚げもの全般・

  牛肉・豚肉・甘い果物・糖類全般・甘いお菓子全般(アイスクリーム、ケーキ、

  和菓子など)・スナック菓子・脂質・バター

  消化に重い食事

  

※以上のようなことが一般的に糖尿病の改善に勧められるセルフケアですが、

体質(プラクリティ)や原因によって異なってくる部分もありますので、

個々人に合わせた生活処方が大切になってきます。

トリートメント

(自由診療・税込価格)

・ガルシャナ(粉のマッサージ)発汗法付  ¥22,440.-

  定期的にドライマッサージを受けることで、全身の代謝を活発にしていきます。

 

・パンチャカルマ:

  マドゥタイラカ・バスティ:血糖を下げることを目的とした経腸療法

  ラスナーディ・ニルーハバスティ:肝機能を上げて代謝を改善することを目的と

  した経腸療法

  ※いずれも連続で行う浄化療法です。アーユルヴェーダ医が適応と判断した場合

   のみ​行いますので、パンチャカルマ相談(1時間)を受けていただく必要が

   あります。

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